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masaの気ままな日記です。仕事や子育て奮戦から観光情報までその時々のこと思いのままに綴っていきます。
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DSCN2827_ms.JPGDSCN2819_ms.JPG 

塗師屋「籐八屋」の店舗紹介の続きです。建物は木造三階建てになっています。
綺麗に拭き漆を施した階段をあがると吹き抜けになっている一階展示室を見下ろすことが出来ます。太い大きな梁にも拭きうるし施してあります。

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DSCN2814_ms.JPG82d237d8.jpeg
 ご案内を頂いていた、「木谷信熾回顧展」を観覧させてもらいました。
先生のお人柄が偲ばれるモダンな作品が数多く展示されています。特に目立ったのは雪の風景をモチーフにした大作です。猛暑の夏ですが涼しげな気持ちにさせてくれます。
 会場は震災で全壊した「藤八屋」さんが再建したギャラリー店舗で催されています。この店舗自体が大きな漆の作品といっても過言ではありません。
大きく太い梁を使い吹き抜けになった入り口部分にまず圧倒されます。
撮影許可を頂きましたので、また店舗内の画像を紹介しますね。

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IMG_5738_ms.JPGIMG_5740_ms.jpg
今、取りかかっている時計の文字盤蒔絵だが、下地(バック作り)の作業をしてます。
数回の焼き付け後、塗っては炭で研いでを何度か繰り返し下地をつくります。
今回は絵柄もそれぞれ違うのでそれに応じてバックの雰囲気もそれぞれの色合いにしたいと考えて作業をしてます。
洗朱、赤口で塗った文字盤は此の後透漆を塗り、研ぎ出して雰囲気のある溜塗研ぎ出しにし
金粉の蒔き物と細かな貝をちりばめてある物は濃い深い紫色で宇宙空間をイメージしながら蒔絵を進めていきます。
頭の中での構想を蒔絵、塗りの技術で完成に近づけていく。
クライアントの思いをくみながらイメージを固めて仕上げてゆく。
仕事的には一番の苦労なんですが同時に、一番楽しい時でもあります。

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ryu_houou_fuedutu1wm.jpgIMG_5117_msww.jpg
 昨日のテレビで鉄鋼業界が中国の台頭により原材料が23パーセント高くなり苦慮に立たされていると報道されていた。
 それを聞いて蒔絵業界はそれどころではないだろうと改めて痛感した。
ここ三年ほどで蒔絵材料は30パーセント、金粉に至っては50%以上の値上がりという異常事態だ。鉄鋼業界でも話していたが原材料の高騰分を商品に添加することはまず難しい。蒔絵でもそうだ。
 今の状態では蒔絵が職業として成り立たなくなってしまう。それこそ行政の出番だと思うのだが、蒔絵業界に携わる人間はもっと声を上げなければ切実さが伝わらないのかもしれない。
 また個人レベルでの生き残りをかけた自己投資、キャリアアップも必要になってくるのかもしれない。蒔絵師の場合、図案を作成できて当たり前だが最近は、仕上がりのイメージを求める依頼者も増えてきている。
漆器業界も含め、現物を作る前にCG等も利用し、プレゼンテーションをしていく時代に入っていると思う。図案作成に報酬を払う事が当たり前にならなくてはならないと自分は思っている。

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16日、輪島漆器蒔絵業組合総会が行われました。
しかし出席者は少なく、何とも寂しい限りの総会と懇親会でした。
ここでも輪島の人間の冷めた悪い面が出ているようです。
「どうせ自分一人くらい参加しなくても…。」そんな風に考える方がおられるのでしょうか。
それでも、女性の新入会員2名が加入したことはとても喜ばしい限りです。

組合に所属していてもメリットがないといわれる方がいますが、果たしてそうでしょうか?
メリットは自分自身が見つけ作り上げていく物です。
ほかの組合員のかたと意見を交換することや、自らが総会や、懇親会、組合の催事に参加することは大切だと自分は思っています。

役員といえどボランティアで組合のことに取り組んでいるのです。その姿勢がこれからの輪島には絶対必要なことだと自分は考えます。
職人一人で出来ることの限界もあり、ともすると独りよがりになったりもします。力の結束が必要であり、また疑問に思っていることはぶつけていくことこそ今後の蒔絵業界の活力になると信じています。またその活力が市や県を動かす力となりもっと職人の生きていきやすい環境を作ることにもつながるはずです。

それから、質疑応答で年配の組合員の方から興味深い意見がでました。
それは現在名称になっている「輪島漆器蒔絵業組合」の「漆器」という部分を削除してはどうかと言う意見です。
 このような意見が出てくる背景には、輪島塗、漆器に限定していては蒔絵師として生きていけないという切迫した実情があるのだと思います。自分も同感です。
漆器だけに蒔絵を施している時代では無くなったと言うことです。
 結論は先送りされましたが、皆さんはどうお考えでしょうか?
 
 

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